コーチングやコンサルで疲れる2つのワナ

コーチングやコンサルなど、人の変化を支援する対話、セッションを仕事にしている人で、コーチングをやると疲れるという方に、コーチングが疲れる原因と疲れなくなる方法をお伝えします。

本記事の内容

・コーチングやコンサルで疲れる原因は『理由探し』

・コーチングやコンサルで疲れない方法は『意味づけ』

この記事を書いている僕は、約1万人を超える方とのセッションがあり、リミーニングアートコーチングの開発者です。

コーチングセッションをしているクライアントさんがある時こう言いました。
「セッションをしようとすると重たさを感じる」

コーチングやコンサルで対話をしようとすると、重たくて、疲れを感じる。そんな人が他にもいるかもしれないので、『コーチングやコンサルで疲れなくなるリミーニング(再意味づけ)』について解説します。

実は私も過去に、協会活動をしていて、講座をやる度に、やる前から憂鬱で、講座をやるとどっと疲れるということを繰り返し、最後には2年間で協会を閉じるという失敗をしました。でも現在は、仕事はやればやるほど元気になるという真逆な自分になりました。

昔のようにコーチングやコンサルが楽しめてない、疲れを感じるという方は、ぜひ記事をご覧ください。

※記事は5分くらいで読み終わります。

 

コーチングやコンサルで疲れる原因は理由探し

そもそもコーチングやコンサルをやって疲れる理由は3つのポイントがあります。

・コーチングやコンサルのライトサイトとダークサイド

・無意識に疲れを起こす過去視点

・疲れは繰り返しと思うから

そもそもコーチングやコンサルをやってなぜ疲れるのか?その問題を理解し、どうしてそうなるのかを解説させてもらいます。

コーチングやコンサルのライトサイトとダークサイド

人の変化に携わる仕事をしていると、『人の変化』が成果となり、人が変化をしない限り、自分の満足感を得られない。そんな無意識が働いてしまっている場合があります。

そして、そこにはライトサイドとダークサイドに別れる分岐点があります。

 

まずは結論から言うと、ライトサイドの仕事の流れはこんな感じになります。

【ライドサイド】

能動的決意(実現する望み)

熱量・やりがいある行動

実現・成功

●決意:「よし!人の応援をあきらめない人を増やそう!この人の望みを実現するサポートをしよう!」

●熱量;「クライアントが何をしてこようと関係ない、自分の目的を達成するまであきらめない!」

●実現:「次の新たな目的に向けて動こう!」

簡単に言うとこんな感じです。

 

意欲と決意をもった自分の望みを持ち、人や環境がどうであろうとそれを実現する熱量と行動をして、目的の先にある目的を見続けて仕事していたら、疲れるイメージ湧きますか?

沸きませんよね。

でも一方でダークサイトはこんな形になります。

【ダークサイド】

受動的決意(実現しない望み)

熱量が少ない行動

むなしい成功

●決意:「今時代がこれを求めてるからやろう!」「このスキルを教わったからやろう!」「お客さんに求められたからこれを教えよう!」

●熱量;「なんで教えたのにあのクライアントさんはやらないんだろう?」

●実現:「お金もらったけどむなしい」「自分は何か間違っているんじゃないか?」

簡単に言うとこんな感じです。

 

そもそもやりたいことの望みが受動的で、自分で決意してなく、人や環境のせいにして自分は動かず、次の目的や目標が見えず虚しさが残る。

これがダークサイドのフローです。

 

誰しもがライトサイドのフローに憧れるし、そっちに行きたいと思うけど、ダークサイドのフローにいると疲れ、そしてエネルギーが枯渇してライトサイドで生きるパワーもなく、ダークサイドから抜け出せない自分をやり続けてしまいます。

 

そして、ダークサイドのフローをグルグルしてしまう決定的な無意識の問いがあります。それがこちらです。

「なんでこうなるの?」

むなしい成功が起こると、決まってこのつぶやきをしてしまうのです。

すると何が起こるかというと、

『ダークサイド連鎖フロー』という凶悪なフローに進んでしまいます。それはこんな感じです。

【ダークサイド連鎖フロー】

ダメの証明

劣等感・承認欲求・復讐心・自己否定

不動

(受動的な決意)

こうやって、エネルギーをさらにおとし、エネルギーが少なくなった状態で、また決意や目標を作るから、ダークサイドフローに陥ります。

●ダメの証明:「ほらやっぱり自分はいつもこうだ」「どうして自分はこうなんだ」

●劣等感・承認欲求・復讐心・自己否定:「自分は人よりも能力ないんだ」「どうして誰も自分を見てくれないんだ」「自分はがんばってるのになんであいつらはうまくいくんだ」「自分にはやっぱり無理だ」

●不動:「変わりたい動きたい、けど疲れて、頭も働かない、できない動けない」

 

これが、『ダークサイド恐怖の連鎖フロー』ですw

今、あなたはどのフローにいると思いますか?そこをチェックしてみてください。

 

コーチングやコンサルのライトサイトとダークサイド

そして、上記のダークサイドフローにはまるの大きなポイントはここにあります。

「なんでこうなるの?」「なぜ?」

この問いを書けると、人は無意識に過去の自分を見に行きます。

「変わりたい」情報は過去にはありません。だって、過去から変わりたいと言ってるのに、過去を見ても変わる情報があるわけありません。

この問いを無意識にかけてしまっていることが、疲れの最大の理由でもあります。

 

「なぜを5回繰り返せ!」
『なぜなぜ分析』や『トヨタ生産方式』として有名なこの言葉。

カイゼンを世界中に広めたトヨタ生産方式の一環として、問題を発見したらなぜを5回繰り返すというものです。 問題の再発を防止するために、発生した事象の根本原因を徹底的に洗い出すための考え方で、 これがフレームワーク化され、『なぜなぜ分析』と呼ばれるようになりましたね。

ここでは『なぜ?』が大事だと言ってるじゃないか!?と言われるかもしれません。でもここには落とし穴があります。

 

生産は生産工程があり、うまくいっていない一部の生産工程が全体のフローを悪くするという『ボトルネック』という考えがあります。

そのボトルネックを改善しない限り、ボトルネックの2番をほっておいて、3番、4番の工程を改善しても、解決できないという考えです。

 

機械工程的にみると、これはやっていけますが、『なぜ?』という質問を人に問いかけると、鈍い刃物のような痛みを人にもたらすことが起こったりします。

 

「なぜ君はあの仕事をこの方法でやったんだね?」

こう聞かれたら、どんな気持ちになりますか?なんか、自然と責められている気になりませんか?

なんか間違えたことが前提で、その間違いを『突かれ』ている気持ちになります。まさにこれが人の精神的な『疲れ』となっているんです。うまい!w

 

「なぜ?」を問いかけると、人は突かれて疲れる
この問いを辞めない限り、ダークサイドからは抜けられないのです。

 

疲れは繰り返しと思うから

そしてもう1つ大きなポイントが、『繰り返し』というものです。

人の特徴として、「魂は進化成長したい」と思っています。学生時代僕は様々なバイトをしました。塾の事務、飲食店のウェイターや調理、工場仕事。

そんな中で、一番疲れたのが、1日中パンにバナナを挟む仕事でした。山●パンの『まる●バナナ』のバナナを入れる仕事でした。

1日目はよかったのですが、2日目、そして3日目からはすごく疲れました。体は慣れているはずで、頭も何も使わないのに、精神的疲れがすごくありました。

 

人は『成長を感じないルーチンワーク』とその作業を意味づけると、精神的疲れを起こします。

僕が協会活動をしていて、疲れ果てて閉じたのはまさにここで、「教えたのに何もやらずに、またこの人変わってない」と自分で相手の変化を見ず、『成長を感じないルーチンワーク』とその仕事を決めてしまったことで、疲れが発生していきました。

あなたがやっている仕事。

『成長を感じないルーチンワーク』に設定してませんか?

 

以上3つをチェックして、コーチングやコンサルが疲れる設定になってないか?チェックしてみてください。

 

コーチングやコンサルで疲れない方法は意味づけ

そして、問題がわかったところで、その解決方法も伝えていきます。以下の2つの方法でコーチングやコンサルが疲れる状況をやめられます。

・何のために疲れるコーチングをしてるか

・疲れずにワクワクする未来視点コーチング法

これら2つをやっていくことで、コーチングやコンサルで疲れるという現象から解放していくことができます。

何のために疲れるコーチングをしてるか

まずは、上記で話たダークサイドフローのぬけ方です。上記では『なぜ?』『なんで?』という問いがダークサイド連鎖フローを起こすと伝えました。

実は、このダークサイド連鎖フローから抜け出す最強の必殺技があります。それを教えますね。これです。

「何のために?」
「えっ!?どういうこと?」ってキョトンとしているかもしれませんが、ダークサイド連鎖フローを抜けだす方法はこれです。
『見せかけの成功』の後に、「なぜ?」ではなく「何のために?」を問いかける。
実はこれだけでダークサイド連鎖フローを抜け出すことができます。
例えば上記に例であれば、
「なんで教えたのにあのクライアントさんはやらないんだろう?」
これをこう変えてみてください。
「何のために教えたのにあのクライアントさんはやらないんだろう?」
なんか大分気持ち変わってきませんか?
「なんで?」だと、無意識的に他責にして他人を責めた気持ちになり、他人を突いて、自分も疲れます。
しかし、「なんのために?」だと、「えっ!?」ってまず自分が混乱しますよね。『混乱』は人に『変容』を起こします。
「えっ!?クライアントさんは何か目的をもって、やらないってしてるってこと?なんだろう?ん!?何か自分に気づかせようとしてるのかな?」
今まで考えたことがない、問いや思考が生まれ、変化、成長、進化の思考に変わります。
「何のためにあの人はあれをやってるんだろう?」
これによって、その人への興味や好奇心、そして進化成長を起こす思考に自分を変えることができます。
また、この問いをこう変えてみるとおもしろいです。
「何のために自分はあの人にそうさせたのだろう?」
「何のために自分は、教えたのにあのクライアントさんがやらない現実を作っているのだろう?
この問いにより、完全に他責から自責の反対の世界に自分を呼び戻すことができます。
ダークサイドフローを見るとわかりますが、ダークサイドフローのそもそもの始まりが、能動的決意から受動的決意の違いから始まっています。
この問いかけをしていくことで、能動的決意を作る方向に自分を持っていくことができます。
「何のために自分は、教えたあのクライアントさんがやらないという現実を作っているのだろう?」
「人は行動によって変わることを決定づけた。そして、その行動を起こすという役目とその技術を作っていくことが、自分の役目だと気づかせるためだ!」
自責にすると、使命感が発動し、自分の方向性や道が現れ、それがライトサイドへの道となります。
「何のために?」を問いかけ続けてみてください。

 

疲れずにワクワクする未来視点コーチング法

そしてもう1ついいあり方があります。

目の前の人はこの地球を進化・成長させる人だ
この設定と意識を自分に設定していると、おもしろいことが起こります。
例えば、教えたのにやらないクライアントさんだとしても、「この人、地球を進化・成長させる人なのに、何ネコかぶっちゃってるんだ♪自分の強みを封印する、どんな思い込みやどんな意味づけをしちゃってるのかな?」こんな感じでどんな人も見れるようになります。
すると、
「あっ!またこの人やらないをやってる♪しつこいね~♪そんなに手放したくない過去の記憶があるのかな?」そんな感じになってきます。
このあり方を持って人を見るとこんな問いが生まれてきます。
「この人は地球を進化成長させるために、なんでやりたいことをやれないことをしてるんだろう?」
「なるほど、この人はやりたいことをやれる素質があったのに、それをできない自分を経験させて、誰かにそれを伝えていくためにやってるかもしれないなー!」
という感じで、その人の未来がどんどん見えてくるようになります。
やらないという過去の問題を見るのではなく、
これからやるだろうと思う未来の使命を見て行く
この意識を持つと、問題や課題が起こるとワクワクしてきます。
「この人は未来にどんな役目や使命があるんだろう♪」とワクワクしてきます。
「なぜ?」と「何のために?」の違いと一緒で、過去視点から未来視点に変えていく。
この意識で、コーチングやコンサルはおもしろいほど、疲れなくなるし、おもしろく変わっていきます。

 

ぜひやってみてください。

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