恐れない自分になる想定内設定

生徒さんやクライアントさんを応援支援している中、『恐れ』や『不安』から、もう出ている答えから逃げて、課題を解決できないことがあったりします。

人はどうやったら『恐れ』に立ち向かうことができるのか?恐れない自分になる『想定内設定』というコーチング技術をお伝えします。

本記事の内容

・恐れない自分になる想定内設定とは

・恐れない自分になる想定内設定のやり方

この記事を書いている僕は、約1万人を超える方とのセッション経験があり、リミーニングコーチングの開発者です。

『恐れ』の原因は、見えないものを見えないままにするから生まれます。見えないものを見えるようにすることで『恐れ』はなくすことができます。

というわけで今回は「恐れない自分になる想定内設定」について解説します。

自分もそして生徒さんやクライアントさんも『恐れ』によって動ききれてないと感じている方は、ぜひ記事をご覧ください。

※記事は5分くらいで読み終わります。

 

恐れない自分になる想定内設定とは

恐れない自分になるために、なぜ『想定内』が必要なのか?3つのポイントがあります。

・恐れない自分とは?

・恐れない自分になる想定内とは?

恐れない自分になるために、『想定内』がなぜ必要なのかを解説します。

恐れない自分とは?

恐れない自分とは何か?それは以下になります。

仮に恐れていることが起こっても大丈夫と思える自分

恐れは、『起ってほしくないことを避ける』思考で生まれます。そうなるとベストは起こってほしくないことが起こらないようにすることですが、それが起こるか起これないかは自分でコントロールできない世界です。

それが起こらないように、コントロールすると、いつか起こるかもしれないという『恐れ』が完全に消えることがありません。

 

だから一番いいのは、『恐れていることが起きても大丈夫』となる自分になれば、その恐れていることが起きても起きなくてもいい、自由な自分になれるのです。

恐れない自分とは、それを起こさないように守る自分ではなく、それが起きても大丈夫と思える挑む自分になることです。

 

恐れない自分になる想定内とは?

想定内とは何か?

起きたことをおもしろがれる力

これが想定内です。

望んでいないことが起きても、それが起こる想定を自分の中で作っていたら、そのことに対してこんな風に思えるようになります。

「望んでないけど、起っちゃったんですけどー!ウケる!」

 

実はこれが大得意な誰もが知っている人がいます。こちらの方です。

「想定内です!」

 

テレビの中でそう答える、ホリエモンを見たこときっとあると思います。

ホリエモンはやることなすこと、常識を超えたことをやっていて、好き嫌いは別れると思いますが「あの人すごいな~、恐れとかないのかな?」そう思ったこと、少しはあるのではないでしょうか?

ホリエモンはなぜあんな、未知なチャレンジをやり続けられるのか?

それは、頭のネジがいくつも取れて、『恐れ』が彼にはないからだ。と思う人もいるかもしれませんが、僕はそうは思いません。

すべての人に『恐れ』は存在します。『恐れ』はある意味、生命維持のための人間に備わる防衛本能とも言えるからです。それがなくなったら危険ですよね。

 

僕はこのテレビを見た時、「恐れとかこの人ないのかな~」と思ってましたが、「想定内です」という言葉を聞いて思いました。

「あっ!ホリエモンにも恐れあるんだ!」

なぜなら、恐れがあるから想定内をしっかり作り、恐れていたことが起きても、その対応は決めているという自分を作った上で、それが起きても起きなくてもいい状態にしているから、動けているから。

そこで思ったんです、『想定内』を設定しておけば、人はかなり自由になれると。

 

人は見えないものを恐れます。

でも、人には想像力というものがあり、見えない未来ですら、見えるようにすることができます。

見えないもの、想像して見えるようにすると、なんかワクワクします。雲を見て、動物と思って見たり、人と思って見たりするとワクワクしましたよね。

これがおもしろがれる力であり、想定内の力です。

 

さてでは、『恐れ』を抱いている人に、『想定内』をどのようにコーチングで使っていくのか?それをお伝えします。

 

恐れない自分になる想定内設定のやり方

恐れない自分になるために、『想定内設定』をどうやってコーチングでしていくかを解説します。

・恐れる自分を明確化

・恐れる自分をやらない想定内設定

・恐れる自分をやる想定内設定

恐れない自分になるためには、上記の2つのステップでやっていきます。

恐れる自分を明確化

まずは自分が本当に恐れているものは何かを明確化していきます。本当に恐れているものがわからないと、想定を作りようがありません。

例えば、リンゴを育てている農家さんのリンゴに、病気が生まれてしまいました。農家さんはリンゴの実自体に何かをしますか?

ここで重要なのは、リンゴの実を直接治そうとするのではなく、リンゴの実を作っているのはどこかを見る必要があります。木で言えばそれは『根っこ』です。

根っこから養分を土から得て、幹を通り、枝を通り、リンゴにいき、リンゴを育てています。リンゴを作っているのは根っこなので、根っこの問題を見ない限り、一時的にリンゴの実を助けても、また根っこが病気のリンゴを作り続けてしまいます。

 

例えば「発信が怖い」という恐れを持った人がいたとして、発信が問題として取り組んでも、その根本にある、孤独になる恐れなどを気づかない限り、恐れは消えません。

なので、本当に恐れているものは何かを明確化します。

それを明確化する方法は、『どうなる因数分解』を使うといいです。こちらを参照してください。

恐れをなくす『どうなる・どうして因数分解』

 

そして、本当の恐れがわかったら、いよいよそれが起きても大丈夫な想定内設定を作ります。

恐れる自分をやらない想定内設定

想定内設定とは、

起きたらどうするかのイメージで決めておくこと

これが想定内設定です。

 

例えば「発信が怖い」という人で言えば、まずどうして因数分解から、本当に恐れていることを引き出します。

クライアント
発信したいけど発信するのが怖いです
コーチ
発信するとどうなるイメージがありますか?

 

クライアント
誰からも反応がない感じがします
コーチ
誰かも反応がないと、どうなるイメージがありますか?
クライアント
なんか1人ぼっちで孤独感があり、バカにされます
コーチ
なるほど。あなたは発信が怖いのではなくて、1人ぼっちで孤独を感じ、バカにされることが、本当の恐れなんですね!それを聞いてどう思います?
クライアント
あっ!ほんとその通りです!
そしてここから、想定内設定をしていきます。

 

コーチ
仮に、どんな発信をしたら自分は孤独になったり、バカにされるようになると思います?
まずは、避けたい恐れがどうなったら起こるのかを想像してもらいます。
クライアント
えっと、、例えば誰かを批判したりとか、自分を背のびしていいように見せて自撮り写真をいっぱあげる発信とかですかね。
コーチ
なるほど。他にありませんか?
なるべくここで、相手が心の中で恐れが起こるとイメージしているものを出し切ってもらいます。
クライアント
えっと、、誰の役にも立たない発信をしてしまったり、一生懸命やったりしてもそうなる気がします。
コーチ
なるほど。ちなみにあなたが発信をしようとした場合、そのような発信を、する想定はあるんですか?
恐れていることが起こる行動をイメージさせて、それをする予定があるのかを聞きます。すると大概ここで、
クライアント
あっ!こんな発信は私はしませんね。
という感じになります。そこで、
コーチ
そんな発信をしないなら、恐れていることは起こらないんじゃないですか?
その人が恐れているのは、起こりえないことで、『かんちがい』をしている介入をします。するとここで、
クライアント
あっそっか!大丈夫ですね!
という感じになったりします。ここでそうなった場合は、仕上げておきます。
コーチ
あなたはどうして、発信しても大丈夫なんですか?
自分が大丈夫という確信を、相手に自分の言葉で作らせます。すると、大丈夫という無意識の意味づけが行われ、発信ができるようになります。

恐れる自分をやる想定内設定

ただ一方で、これでも恐れの想定が消えない場合があります。
クライアント
でも怖いです。一生懸命してしまうかもしれないし、他の何かが起こるかもしれません。
上記は、恐れる想定をやらない想定を作りましたが、最強なのは恐れる想定をやっても大丈夫な想定を作ることです。
このやり方に答えはありませんが、こんな感じでやっていきます。

 

コーチ
仮に、発信をして孤独で1人ぼっちになった場合、あなたはどうしてそれをおもしろいと思えるのですか?
ここは、相手の前提を混乱させて、揺さぶっていきます。それによって、思い込みから離れ、新しい発想が生まれます。
クライアント
えっ、、孤独で1人ぼっちをおもしろいと思う?思えませんよ、、
大概こんな反応が返ってくると思います。でも相手は確実に混乱を起こしています。『混乱は変容の前触れ』変化の準備が整うのです。
そこで、色々なアプローチはありますが、シンプルにメタファー(隠喩)を使うといいです。

 

コーチ
ちなみに、あなたは過去に、一人だからこそ楽しかったことってありませんでした?例えばパズルをみんなで複数人でやったら結構嫌じゃないですか?思い通りいかなくて。
コーチ
例えば多くの有名なyoutuberやブロガーさんは、はじめはまったく無反応で孤独だったと言ってますが、どうしてこの人達は続けられたんですかね?孤独なのにどうしてやり続けて成功することができたんですかね?
孤独は悪いものと思い込んでいる考えに、疑問を持たせる話や問いをかけていきます。
そして『仮定クエッション』を使います。
コーチ
仮に、トップyoutuberのヒカキンさんが、youtubeチャンネルがなくなり、ゼロからスタートさせてまた無反応で孤独を味わったとしたら、どうおもしろがると思いますか?
すると、先ほどの混乱が聞いて、少しづる相手が変わってきます。
クライアント
確かに、パズルは一人でやりたいですね。パズルやってて孤独って感じないですね。
そしてヒカキンさんが孤独になったら、孤独をネタにして動画配信しそうですね。
孤独でもおもしろいことがあるし、孤独でもおもしろいと思う人がいる。それに気づかせていきます。
そして、
コーチ
仮に、もし発信して孤独になったら、今のあなたなら、どうおもしろく捉えて、どんなおもしろいことします?
恐れていることが起きた時に、それをおおもしろく捉えて、どんなおもしろいことをするかを想定させます。
クライアント
そうですね。もしそうなったら、パズルでもして1人さみしくパズルをしている動画や写真でも撮って、発信は続けます。
続ければ孤独はありえないので、いずれ仲間ができた時、「その動画や写真を見せて自分もこうだったから大丈夫!」と伝えるネタ作りと思います。
ここまで来たらもう想定完了です。相手の中で、恐れたことが起きても、「じゃーこれやろう」というものができてるので、むしろ止まるより、行動が生まれるようになります。
そしたら、再度確認です。
コーチ
あなたはどうして、孤独になってもおもしろがれるんですか?
コーチ
ということは、あなたはどうして、発信しても大丈夫なんですか?
どうして大丈夫なのかを聞いて、恐れることが起こっても大丈夫という信じ込みと意味づけを強くします。
『想定内設定』をやると、うそみたいに人は軽く動き出します。ぜひやってみてくださいね。
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