恐れをなくす『どうなる・どうして因数分解』

何かに挑戦したい、変化したい、そう思った時に自分自身に現れる『恐れ』を取る方法の1つをお伝えします。

本記事の内容

・恐れをなくす『どうなる・どうして因数分解』とは?

・恐れをなくす『どうなる・どうして因数分解』のやり方

この記事を書いている僕は、約1万人を超える方とのセッション経験があり、リミーニングコーチングの開発者です。

多くのセッションをする中で、望みを実現する答えはわかるのに、そこに潜む『恐れ』を超えられず、挑戦と変化の行動ができない人をたくさん見てきました。そこでそんな人達によく使うコーチング技術の『どうなる因数分解』を使っています。

今回は「恐れをなくすどうなる・どうして因数分解」について解説します。

自分の生徒さんやクライアントさんに『恐れ』があり、色々教えても行動を起こさなくて悩んでいるという方は、ぜひ記事をご覧ください。

※記事は5分くらいで読み終わります。

 

恐れをなくす『どうなる・どうして因数分解』とは?

そもそも『恐れ』とは?そしてそれに効く『どうなる』とは何でしょうか?

・『恐れ』とは?

・『恐れ』をなくす方法

・『どうなる?』で『恐れ』をなくす

まずは『恐れ』について考えていきましょう。

恐れとは?

そもそも『恐れ』とはなんでしょうか?

恐れ=苦痛回避欲求

人はシンプルな行動パターンでできてます。痛みを避けて快楽を得るという『痛みと快』という行動パターンです。

恐れは動きを止めるという行動パターンであり、それは人によって体験した過去の記憶によって生まれます。

 

「Facebookに明日、自分がなんのために仕事をしているか投稿してみよう!」

そう言われて、すんなりやっちゃうAさんと、すんなりできないBさんが世の中にはいます。

Aさんは、自分が発信することに対して、過去に痛みを伴った経験がありません。だから、発信に何の恐れもありません。

でも一方で、Bさんは、幼少期に友達との間で、「一緒に遊ぼう!」と言ったら、「あなたの遊ぶのは嫌」と断られ、それがショックだったなど、発信・発言に痛みを伴った経験が何らかしらあります。

 

発信をイメージすることをすると、痛みの記憶が蘇り、現実にはまだそれが起きてないのに、起きている錯覚をして痛みをイメージし、それを避けるために『恐れ』という感情を起こして、行動させなくします。

『恐れ』とは過去の体験で味わった苦痛の記憶が蘇り、それを回避しようとする欲求ということができます。

 

『恐れ』をなくす方法

ではどうやったら恐れがなくなるのか?それは、

恐れ=かんちがい

これに気づくことです。

上記で説明した通り、『恐れ』は過去の苦痛体験から来てます。でも『恐れ』を感じる時、それは今起きていることではありません。

発信をするのが怖い。これはかんちがいで、発信をしてない今はまだ何も苦痛が起っていないのに、過去の苦痛の記憶を思い出して、その記憶を現実だと思い、『恐れ』という感情を作っているだけなのです。

 

今、錯覚している苦痛はかんちがいだ!

生徒さんやクライアントさんに、これを気づかせてあげるアプローチをすることが、人の恐れを終わらせることになります。

 

『どうなる?』で『恐れ』をなくす

『恐れ』は『かんちがい』をわからせる方法として、シンプルなこの質問を使うといいです。

「そうなると、どうなるんですか?」

「発信したいけど発信が怖い」

そんな人がいたら、

「発信するとどうなると思ってますか?」

「発信するとどうなるイメージが浮かびますか?」

そうやって、恐れを抱いていることをすると、どうなるかを聞いてあげます。

 

先ほどもいったように、人は今という現実を見ていません。

「発信をする」と思うと、『発信すること』を見るのではなく、発信した後に起こるかもしれない、過去の苦痛体験を思い出してみています。

なので恐れの正体を、この「どうなる?」という質問で出していきます。

発信時代が怖いのではなく、『発信をするとどうなる』ところに恐れがあるからです。

 

さぁ、では恐れをなくすコーチング技術の『どうなる因数分解』を説明します。

 

恐れをなくす『どうなる・どうして因数分解』のやり方

では具体的に人から『恐れ』をなくすコーチング技術の『どうなる・どうして因数分解』を説明します。

・どうなる因数分解のやり方

・恐れがなくなるどうして因数分解のやり方

まずは『どうなる因数分解』とは何かを説明します。

どうなる因数分解のやり方

『どうなる因数分解』とは何かというと、

隠された本当の恐れに気づく

これを目的にしています。要は何かというと、

「そうするとどうなるんですか?」の問いを、因数分解のように、何度も質問し続けるというコーチングです。

 

「発信が怖い」これはウソで、発信して、どうなると思い、そしてそうなるとどうなると思い、そしてそうなるとどうなってしまうから、それが怖くて発信が怖い。

これが恐れの正体です。発信に恐れを作っている、真の恐れを紐解く力。それが『どうなる因数分解』です。

 

例えば『発信』で言えば、

クライアント
発信したいけど発信するのが怖いです
コーチ
発信するとどうなるイメージがありますか?

 

クライアント
誰からも反応がない感じがします
コーチ
誰かも反応がないと、どうなるイメージがありますか?
クライアント
なんか1人ぼっちで孤独感があり、バカにされます
コーチ
なるほど。あなたは発信が怖いのではなくて、1人ぼっちで孤独を感じ、バカにされることが、本当の恐れなんですね!それを聞いてどう思います?
クライアント
あっ!ほんとその通りです!
こんな風に、『どうなる因数分解』をすると、本当の恐れの正体を出すことができます。

 

どうして因数分解のやり方

そしてここでやるのが、

本当にそうなるの?どうして?

これを聞くことです。

コーチ
ちなみに発信すると、本当に独りぼっちで孤独を感じ、バカにされることになるんですか?
クライアント
えっ!いや、、でもなると思います!
ここですぐに、「ならない」という人はいないので、ここから『どうして因数分解』をしていきます。
コーチ
では、どうして発信すると、独りぼっちで孤独を感じ、バカにされるんですか?
クライアント
うまく私が発信できないからです
コーチ
うまく発信ができないと、どうして1人ぼっちで孤独を感じ、バカにされることが起こるんですか?
クライアント
どうして、、っていうと、うーん、、

よほどの信じ込みがない場合は、1~2回『どうして因数分解』をすると、息詰まります。そこですかさずリミーニングの一言を入れます。

コーチ
●●さん、発信しても一人ぼっちで孤独を感じ、バカにされると頭は理解してませんよ。発信しても1人ぼっちで孤独でバカにされることって、本当は起これらないんじゃないですか?
クライアント
あ、、たしかに、、そうかもしれません

本当に恐れていることは、発信しても起きないと疑い始めたなと思ったら、こんどはやっても大丈夫な方に『どうして因数分解』していきます。

コーチ
ではどうして発信しても大丈夫なんですか?
クライアント
発信しても、友達がいなくなるわけじゃないので1人ぼっちにも孤独にもならないと思います
コーチ

発信しても、どうして1人ぼっちや孤独にならないんですか?

クライアント
誰かに責められたりするような発信はないからです。

こうやって発信した先の本当の恐怖がわかり、でもそれは発信しても起こらないのではないかと、疑いが出たら、発信しても大丈夫な方に、『どうして因数分解』をすると、発信しても大丈夫な方に人は傾きます。

これが恐れがなくなる『どうなる・どうして因数分解』です。

 

また、別のアプローチとしては、『想定内設定』というものがあります。恐れていることが起きたらどうするか?を決めておく手法です。そちらも参考にしてみてください。

恐れない自分になる想定内設定

 

応援支援している人で、恐れがあり行動ができないような人がいたら、ぜひ使ってみてください。

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